弊社は2011年以来、舶用防舷材の開発を行ってまいりました。
その背景として、造船各社では、建造工数及び経費の削減に取り組んでおりますが、厳しい状況はいまだ改善されておりません。これは船舶建造技術の進歩・改善がなされていないことにも一因があると考えられ、FRP製中小型船舶の建造においては特に諸外国に後れを取っている現状であります。しかし近年は、接着技術の進歩により建造方法にも取り入れることが認められ添加しつつあります。
そこで、弊社が研究開発を行っている防舷材についても接着による取り付けを可能としたもので、ウレタン樹脂そのものの特性である高強度に加え、原料樹脂の組成の改良により屋外での使用に耐えうる、耐加水分解性・耐候性・非黄変性を兼ねそろえた製品になっております。また、衝撃を吸収する芯材を内部に取り入れることにより、防舷材として求められる高吸収エネルギ―・低反発性に優れた製品です。
【メリット】
1.防舷材製品重量が従来のゴム製品に比べ50%減
2.製品比重が0.6であり、浮力体として使用が可能
3.耐候性、耐加水分解性に優れる
4.無黄変
5.接着式の為施工が簡単
6.船体に取り付け穴をあけることなく取り付けられるので、船体のどの箇所にでも接着可能
【用途】
取締艇・消防艇・レスキューボート・レスキュージェット・作業船・モブボート・プレジャーボート・遊戯ボート・その他
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